|
「ベガルタ仙台」への7つの提言について |
|
◇ |
私たちの誇り「ベガルタ仙台」は、残念ながらJ1残留を果たすことができず、来季「捲土重来」を期して新たなスタートを切ることになります。 初めてJ1昇格を果たした時と比較して、県民の支援意識の高揚や協賛企業の確保等、極めて厳しい環境におかれることが必至と推測されます。 |
◇ | しかし、こうした時期にこそ、J1というスポットライトに隠れて良く見えなかった問題点や、残留争いという状況の中で後回しにされてきた問題点等について、地に足をつけて見直し、ベガルタ仙台がこの地にある意味をより深く理解していただく好機と考えることもできます。 |
◇ |
市民後援会では、クラブの成長を願って「7つの提言」をまとめ、12月22日東北ハンドレッドに提出しました。項目は次のとおりです。 1 クラブコンセプトの確立 2 財務内容の改善 3 ホームタウン活動の強化 4 業務運営体制の整備 5 集客力の維持 6 情報公開の徹底 7 サポーターとの意見交換及びファンサービスの充実 |
◇ |
中長期の課題を含めたものですから、全てが即日に改善できるものではありませんが、この提言を受けて「動きだし」を早く行うことを期待しています。 市民後援会もクラブの「パートナー」として一緒に、考え行動していきたいと思っています。 |
◇ | なお、さる9月20日〜21日に仙台市において開催した「全国ホームタウンサミットin仙台」における検討事項をもとにまとめた提言も併せて提出しました。 |
◇ |
チームに対する提言については、既に監督や選手会等からの要望があると聞きますので今回は省略してあります。 (提言概要) |
1 |
クラブコンセプトの確立 地域にクラブが存在する意味を「クラブコンセプト(球団理念)」として表明し、ひとつひとつの施策がなぜ必要なのかを明確に説明できる体制とし、また活動の支援を仰ぐ際の説明能力の向上を図る必要があると思います。 |
2 |
財務内容の改善 累積欠損金の早期解消を図り、財務体質の改善を図ることにより、企業協賛及び市民募金等の協力を得られやすいようにすべきと考えます。 |
3 |
ホームタウン活動の強化 地域との結びつきを強化するため、ホームタウン部の再設置を行い、地域の意見・要望を大切に聴取し、クラブ経営に役立てる必要があると考えます。そのことにより、総合型地域スポーツクラブ実現等の道筋が明確になってくるものと思われます。 |
4 |
業務運営体制の整備 フロントスタッフの限られた人的資源を有効活用できるよう、能力向上のための研修等を行う他、フロントスタッフの増員、人的な配置の見直等が必要と考えます。 |
5 |
集客力の維持 経営基盤安定のために、J2リーグにあってもこれまでの集客力を維持する必要があります。このため、これまで実施してこなかった新たな企画等の実施が必要と考えます。 |
6 |
情報公開の徹底 多くのファン・サポーターがクラブ情報をホームページから得ている状況を踏まえ、その情報量の増加、情報発信タイミングのスピードアップが必要と考えます。 |
7 |
サポーターとの意見交換及びファンサービスの充実 市民球団として、ファン・サポーターとのコミュニケーションを大切にするため、定期の意見交換会をオープンに開催することや、ファン交流・グッズ販売等のチャネルを積極的に活用する必要があると考えます。 |
<提言書全文>(PDF 258KB) <付属資料>(PDF 493KB) <アンケートまとめ>(PDF 442KB) |