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「サポーターズカンファレンス」を開催しました

2020-12-19

市民後援会では「サポーターズカンファレンス」を12月17日にWeb会議システムZoomを使ってリモートで行いました。
ベガルタ仙台から佐々木代表取締役社長、清水取締役、辻上運営・事業本部長にご出席いただき、事前に応募いただいたサポーターの皆さん約40名が参加し、約2時間にわたり意見交換をしました。

今回のサポカンでは当初予定していた「経営問題に特化」した内容で実施しました。冒頭、佐々木社長から総括的に経営に関してお話しいただきました。その後、参加したサポーターの皆さんからの事前質問にクラブから回答していただき、関連質問を受け付ける形式で進行しました。

事前準備等にご尽力いただいたベガルタ仙台の関係者の皆さんはじめ当日ご出席いただきました皆さんに深く感謝いたします。時間の関係で全ての質問を受け付けることができなかったことをお詫び申し上げます。

なお、議事録は後日アップしますが、社長挨拶および事前質問に対する回答の概要について、以下のとおり速報としてお知らせいたします。

<佐々木社長挨拶(概要)>
以下の5点を中心にご挨拶いただきました。概要は以下のとおりです。
1.債務超過の問題
→2年で目途を立て3年目で債務超過解消を目指していく。そのためのロードマップを作っていく。
2.経営検討委員会の提言の前提として
→市民クラブの性格を維持すること、継続的なチーム強化と育成を通じてJ1で安定的に戦い続けるクラブ経営をすることの2点が前提となっている。
3.スタジアムパーク構想
→数年後のユアスタ大改修も見据えて提言したもの。市民によるワークショップのようなものも行っていきたい。
4.チームの状況
→おかげさまで昨日の清水戦には勝利したが、いまだホームで勝てず申し訳なく思っている。選手には「最高のパフォーマンスを見せてほしい」と言っている。
5.市民クラブ
→お題目ではなく「おらほのチーム、おらほのクラブ」と言っていただけるようにならなければならない。今後もサポカンなどでサポーター等の意見を聞いていきたい。

<事前質問に対する回答(概要)>
参加者からいただいた事前質問を10項目に分けたうえで、クラブから包括的な回答をいただきました。概要は 以下のとおりです。
1.債務超過解消の道筋
→今後ロードマップを作っていくが、まずは収入を上げて支出を減らすことを「自助努力」でしっかりやっていく。現状の収支状況を分析しての血止めの施策とともに、スポンサー収入と入場料収入を上げる努力をしていく必要があり、そこは進めている。その上での「共助」と「公助」になる。それでもダメな場合には資本政策になるが、現時点ではそこまでは考えていない。
2.募金・クラウドファンディング(CF)の在り方
→十分な説明を行わずに進めたことは反省点。今後は自助努力をしっかりやったうえで進めることになる。CFは年明けにリニューアルして展開する予定だが、純粋な募金型は自助努力にならないので一旦やめる。ビジネスとしてのCFをやっていく。選手も非常に協力的であり、ユニフォーム等を提供してもらう方向で進めている。
3.スポンサー獲得の見込みと策
→ユニフォームスポンサーについて各社と交渉中。経営検討委員会の提言書でも指摘のあった部分であり、早く着手すべきと考えた。来年は震災から10年であり、様々な関係者の協力もいただきながら強力に推し進めていく。
4.持株会の導入、資本強化
→まずは自助努力をしたうえでの最後の手段と思っている。今のところはそこまでは考えておらず、できれば自助努力で何とかしていきたい。
5.親会社の傘下での経営
→「市民クラブ」についての共通の認識ができていなかったと思うが、親会社があるかとか、税金が入っているかというのはあまり関係がないと認識している。市民クラブはJリーグ発足の理念や100年構想にもかなうものであり、自分たちのクラブというのを認識していただく必要があると考えている。皆さんには応援も含めて自分自身で支えている「わくわく感」を持っていただきたい。それは市民クラブの特権と考えている。
6.経営ビジョンの策定、来季構想
→このクラブが地域にある意義を「ミッション」とし、その先に「ビジョン」や「コアバリュー」がある。親になるビジョンを来季開幕までに示したい。
7.入場者数拡大の取組み
→コロナ禍での制約はあるが、チームとサポーターが一体感を持てるようなことを考えていきたい。皆さんのご意見もいただきたい。清水戦をピッチレベルで見ていて、サポーターがいるだけでも選手の力になるのを実感した。ぜひスタジアムにお越しいただきたい。
8.物販収入の改善
→アンケート等も参考にして企画開発している。在庫の部分はよく考える必要がある。今後、グッズ部門は見直しを図っていきたい。
9.人材の確保
→スポーツビジネス企業からの出向も受け入れている。リモートワークも可能な範囲で行っている。
10.その他
→質疑の中で対応。

なお、参加の皆さんからは、関連質問として「宮城県外でのスポンサー獲得」「CFの経緯」「収入の多角化」「営業部門の課題」「レディースの経営権」「市民クラブの意味合い」「泉区のベガルタ化」等についてご質問やご意見をいただきました。

以上


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